なぜコア数の増強が重要なのですか

コア数を増強することにより、複数の仮想マシン(VM)、要求の厳しいデータベース、およびハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)アプリケーションを実行するために必要なパフォーマンスを得ることができます。

また、コア数を増強するとメモリー・チャネルも増加するので、処理および分析するために大量のデータ・ブロックをメモリーに読み込むことが可能になり、プロセッサーはデータをメモリーから直接取得できます。これにより、ハード・ドライブからデータを読み込むよりもはるかに高速に処理できるようになります。

パフォーマンスの向上とメモリー・チャネルの増加を組み合わせることで、アプリケーションまたはワークロードの効率的な実行が可能になります。つまり、より多くの物理メモリーをVMに割り当てることで、メモリーのスワップ処理が削減され、命令の処理に多くの時間を費やすことができるようになるため、VMの数を増加し、より強固なVMを構築することができるようになるということです。

仮想化 

仮想化にとってなぜコア数の増強が重要なのですか

一般に、顧客は、管理を容易にし、パフォーマンスを最適化するために、コアあたり1台のVMを実行することを選択します。しかし、非常に強固なVMを実現するには、複数のコアが必要になります。

AMD Opteron™ 6100 Series プロセッサー1などでコア数を増強することによって、次のことが可能になります。

  • サーバーごとにサポートされるVM数の増加による大規模な統合。サーバー取得費用、運用コスト、電気代、およびデータセンターのフロア・スペースの削減がもたらされます。
  • 1台の仮想マシンに複数のコアを割り当てることによる、強固なVMの構築


仮想化にとってなぜメモリー・チャネル数の増強が重要なのか

仮想化はメモリー集約型であるため、アプリケーションを正常に実行するには、VMごとに専用のコアとメモリー・リソース(2MB以上)が必要です。

より多くのメモリー・チャネルをサポートするAMD Opteron™ サーバー・プラットフォームを使用すると、次のことが可能です。3

  • メモリー内の情報にアクセスする経路の増加
  • チャネルを介して同時に読み取りおよび書き込みできる情報の増加
  • 使用するサーバー・プロセッサー・モデルに関係なく、完全なメモリー・パフォーマンスを発揮できる十分なメモリー帯域幅


多くのコアを必要とする仮想化アプリケーション

  • VMWare vSphere
  • Windows Hyper V 
  • Citrix XenServer 
  • Red Hat Enterprise Virtualization

データベース 

データベースにとってなぜコア数の増強が重要なのですか

AMD Opteron™ 6100 Series プロセッサー1などでコア数を増強することによって、次のことが可能になります。

  • データベースで同時に実行できるタスクの数の増加
  • 同一プラットフォームでのデータの入力、処理、分析および報告の実行
  • 複数のデータベースを1台のサーバーに統合
  • ピーク時のデータベースのスケーリング

データベースにとってなぜメモリー・チャネル数の増強が重要なのか

メモリー内で作業する方が、データをハード・ドライブから継続的に取り出すよりも処理速度が速くなります。データベースの1つの目標は、大きなデータ・ブロックをメモリーに格納して処理および分析し、ディスクのI/Oトラフィックを削減することです。

より多くのメモリー・チャネルをサポートするAMD Opteron™ サーバー・プラットフォーム3 を使用すると、次のことが可能です。

  • メモリー内の情報にアクセスする経路の増加
  • チャネルを介して同時に読み取りおよび書き込みできる情報の増加
  • 大量のレコードをメモリーにロードして、ハード・ドライブとの間で発生するデータのスワップ・イン/アウトを削減することで、処理速度を高速化

多くのコアを必要とするデータベース・アプリケーション

  • Microsoft SQL Server 
  • MySQL 
  • Microsoft Dynamics 
  • Siebel 
  • JD Edwards 
  • Oracle DB 
  • IBM DB2

ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC) 

HPCにとってなぜコア数の増強が重要なのか

HPCでは、複雑な技術計算を複数の要素に分割し、分割された要素を各コアが計算します。

AMD Opteron™ 6100 Series プロセッサー1などでコア数を増強することによって、次のことが可能になります。

  • 同時に実行できる並列計算の数の増加
  • 少ないサーバーを使用して同一の高性能レベルの実現
  • データセンターの省スペース化
  • 統合による運用コストの削減


HPCにとってなぜメモリー・チャネル数の増強が重要なのか

HPCは、アプリケーションによっては、非常に計算集約型、メモリー集約型、およびデータ集約型になる場合があります。大量のメモリーを必要とするアプリケーションの場合(たとえば、地震研究)、このデータをハード・ドライブから継続的に取り出すよりもメモリーに格納する方がはるかに高速に処理できます。

より多くのメモリー・チャネルをサポートするAMD Opteron™ サーバー・プラットフォーム3を使用すると、次のことが可能です。

  • メモリー内の情報にアクセスする経路の増加
  • チャネルを介して同時に読み取りおよび書き込みできる情報の増加


多くのコアを必要とするHPC/技術アプリケーション

  • StarCD 
  • Ansys 
  • LS Dyna 
  • Fluent 
  • Platform Computing

Web/クラウド・コンピューティング 

Web/クラウド・コンピューティングにとってなぜコア数の増強が重要なのでしょうか

Webおよびクラウドはトランザクション量が多い環境で、多くの場合、「弾力性のある」コンピューティング・リソースを必要とします。すなわち、処理量が少ない場合には省電力環境を維持し、ピーク環境ではコア数を迅速に増加する必要があります。

AMD Opteron™ 6100 Series プロセッサー1などでコア数を増強することによって、次のことが可能になります。

  • 短い応答時間の維持。サーバーが同時に大量のトランザクションを効率よく処理できることにより実現されます。
  • 2倍のコアを搭載しながら2倍にほど遠い電力定格2
  • ピーク・ワークロードでの優れたスケーリングと、サーバーあたりのコア密度増強がもたらす、データセンターの単位フロア・スペースあたりの最大処理能力


Web/クラウド・コンピューティングにとってなぜメモリー・チャネル数の増強が重要なのですか

仮想Webサーバーの普及に伴い、仮想マシン(VM)ごとに大量のメモリー・リソース(2GB以上)を装備することが重要になっています。

より多くのメモリー・チャネルをサポートするAMD Opteron™ サーバー・プラットフォーム3を使用すると、次のことが可能です。

  • メモリー内の情報にアクセスする経路の増加
  • チャネルを介して同時に読み取りおよび書き込みできる情報の増加

大容量のメモリーを装備することにより、 Memcached およびApache Hadoopのような大量のデータを扱うアプリケーションで、次のことが可能になります。

  • クラウド・アプリケーションの実行速度の高速化
  • より多くのメモリーを搭載した大量のノードに処理能力を分散

大容量のメモリーと多数の高性能メモリー・チャネルの組み合わせにより、次のことが可能になります。

  • クラウド・コンピューティングへの容易な移行
  • パフォーマンスの向上およびメモリー・アクセスのレイテンシーの低減


多くのコアを必要とするWeb/クラウド・コンピューティング・アプリケーション

  • Microsoft IIS
  • Apache web server
  • Microsoft Exchange
  • MySQL
  • Microsoft SQL Server
  • Windows Hyper-V
  • VMware vSphere
  • Red Hat Enterprise Virtualization
  • Citrix XenServer

インフラストラクチャー(ファイル、印刷、電子メール、サーバー) 

インフラストラクチャーにとってなぜコア数の増強が重要なのか

仮想インフラストラクチャー・サーバーの普及に伴い、VMごとに複数のコア・リソースを装備することが重要になっています。

AMD Opteron™ 6100 Series プロセッサー1などでコア数を増強することによって、次のことが可能になります。

  • サーバーが同時に実行するVM数の増加
  • ファイル、印刷または電子メールの各サーバーを統合して、サーバー・コスト、運用コスト、およびデータセンターのフロア・スペースを削減

インフラストラクチャーにとってなぜメモリー・チャネル数の増強が重要なのか

インフラストラクチャー・サーバーは、今日のビジネスの原動力となる大半のネットワーキング・サービスの根幹をなしています。しかも、コスト削減のために、インフラストラクチャー・サーバーの統合化と仮想化がますます重要になっています。

  • 統合化が進むほど、効率化とコストの節減の可能性が高まります。
  • 仮想サーバーで最高のパフォーマンスを達成するには、物理サーバーに十分なメモリー(一般に、VMあたり2GB以上)が必要です。
  • サポートするメモリー・チャネルを増加することにより、プロセッサーがメモリー内の情報にアクセスする経路が増加し、チャネルを介して同時に書き込みおよび読み取りする情報が増加します。

多くのコアを必要とするインフラストラクチャーおよび電子メール/コラボレーション・アプリケーション

  • Active Directory 
  • 仮想化されたMicrosoft Exchange
  • Microsoft SharePoint


注釈

  1. 2011年9月2日現在のhttp://www.intc.com/priceList.cfmおよびhttp://www.amd.com/us/products/server/processors/6000-series-platform/pages/6000-series-model-number-methodology.aspx.によると、AMD Opteron™ 6100 Seriesプロセッサーはプロセッサーあたり最大12コアを搭載できるのに対して、Intel Xeon 5600 Seriesは最大6コア、Intel Xeon 7500 Seriesは最大8コアしか搭載できません。
  2. Intel Xeon X5680のTDPは130Wで、コアあたり130W/6=21.7Wです(TDPの値については、http://www.intc.com/priceList.cfmを参照してください)。AMD Opteron™ 6176 SEのTDPは140Wで、コアあたり140W/12=11.7Wとなり、AMD Opteron™ 4100 Series EEプロセッサーのTDPである35Wと同程度の低さです(http://www.amd.com/us/Documents/43761D-ACP_PowerConsumption.pdf)の4ページを参照してください)。
  3. 2011年9月2日現在のhttp://www.intc.com/priceList.cfmおよびhttp://www.amd.com/us/products/server/processors/6000-series-platform/pages/6000-series-platform.aspxによると、AMD Opteron™ 6100 Seriesプロセッサーは、プロセッサーあたり4メモリー・チャネルを装備しているのに対して、Intel Xeon 5600 Seriesは、3メモリー・チャネルしか装備していません。